部屋探しの順番が違うよ

なんでこんな奇妙な形になったのか、部屋探しのきっかけは意外なめぐり合わせだった。しかもどんどん変な方向へ進んでいて、さすがにもう耐えられなくなってきたから出ていこう。

数日すると智がいないのに、ミサさんが遊びに来た。「二人聞いて!昨日プロポーズされちゃったの。まだ返事もしていないのに新居も決めちゃったんだって。それで喧嘩になってね」順番が違うっての!バカだな。彼らしいミス。「まさか断らないよね!」佐織が笑いながら聞いた。「それはないけど、私、ここに住みたい」耳を疑った。新婚生活に二人の独身女性が一緒にいるなんて。しかも元カノだよ!この人ってやっぱりちょっと変!「せっかくなんだし二人の甘い時間を楽しんだ方がいいよ」部屋捜しが無駄にならない様に言った。

部屋探しの結果は意外な結末に

夜になると少しへこんでいる智が帰ってきた。わざと聞こえる様に「俺が必死こいて部屋探ししたのになんなんだよ〜」ぐずる。「今日ミサさんが来て、彼女はみんなと一緒にここに住みたいんだって。どうするの?」疲れきった顔で「ほんとありえないよな〜お前たちはどう思う?もしここで新婚生活が始まったら」返事に困る。でも私達の返事次第な気がした。二人だけだと寂しいし、半々だった。仮に子供が出来たらどうなるんだろ?ずっとここにいるのかな?

部屋探しをする前に相談しろ

佐織は「迷惑。ここに来られても嫌だ。智はさ、部屋探しの時にミサさんに相談するべきだったよ。彼女もここに住みたいからって喧嘩して、二人共おかしいんじゃないの!」ごもっとも。それが正しい意見。「とりあえずもう一回部屋探してよ」私が補足する。きっと三人での時間はこれで終わり。短い期間だったけど楽しかったな。それなのに数時間後には次々に荷物が運ばれて来る。「もしかして?!」結局は4人での新しい暮らしが始まった。こんな事ってありえない。早く彼氏を作って出て行こう!!

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