部屋探しが気に食わないのか

なんでこんな奇妙な形になったのか、部屋探しのきっかけは意外なめぐり合わせだった。しかもどんどん変な方向へ進んでいて、さすがにもう耐えられなくなってきたから出ていこう。

つまらない会話。もうちょっと焦る顔をして欲しかった。「俺さあ、今だから言うけど本命がもう一人いて、そいつとは結婚を考えてるんだ」こっちがビックリさせられてしまう。その存在をどうして気付く事が出来なかったのか、負けた気分。「何なの〜。今から佐織を呼ぶから」急に嫉妬心が蘇る。本当はどうでもいいはずなのに・・・まだ好きなのかな。30分後に三人での話し合いがスタートした。智は、私達が今部屋探しをしている仲だという事が気に食わないみたいだった。

部屋探しの条件を変更しようか

これで最後だと思うと、さっぱりとした気分より寂しさの方が増してくる。「三人でまた集まろうよ」この発言は二人にとって以外だったのか「えっ!!」という顔だった。「じゃあさ、一緒に住む?そうしようよ。部屋探しは3LDKに変更だ〜」8割が本気の発言。「それは無理だろ。お前らを騙していた彼氏がのこのこいるなんて」智は様子を伺っているかの様に思えた。「結婚を考えているその彼女も遊びに来る事になるんじゃない?それはダメでしょ〜」佐織が常識のある答えを出す。

部屋探しのミーティングを繰り返す

いい考えだけど私達が嫉妬されるだろうな。「楽しくなりそうだから、なんとか説得させる」うまい具合に話が進んで、一緒に住む事が決まる。そしてまた新たに部屋探しが始まった。まさかこんな展開になるとは。それぞれが不動産巡りをして、週一回ミーティングを開いた。それを評価し合い、これからの生活について決まり事も作った。何度か繰り返している内に最高の物件が見つかったのだ。庭付きの一軒家。ここなら騒がしくしても、お隣さんに気を遣わない。

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